ある女性は・・・その9

私は彼女にとっては異質な友だし、彼女もまた私にとってはきわめて異質な友でした。


にもかかわらずどういうわけか何となく気が合い、それほど頻繁でもなく、また間遠でもないペースで夫婦同士で食事をしたり、電話で女同士の長話をしたりした。


ローズの率直さと気の強さが私は好きでした。


気性をそのまま反映するような顔立ちは、意志の強そうな眉と、オリエソタル・ビューティの黒い瞳を中心に、彫りの深い美形。


曲豆かな黒髪をひっつめのシニヨンにしているため、その彫りの深さがいっそう強調されて、とりわけ外出用に少しきつめにメイクをしている時など、思わずジーッと見つめてしまうほどきれいなのです。


原石の美をたたえるローズ。


磨けばもっともっときれいになるだろうなと思いつつ、いや、このまま粗削りの状態でとっておきたいような気もしました。

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